はじめに
楽天モバイルは1GBまで0円という信じられないお得なサービスプランで日本中の方を魅了しましたが、2022年7月に終了してしまいました。この記事では、楽天モバイルの最低料金が底上げされたものの、他社に比べて割高になっているのか調査し、新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」や2023年6月から始まる「Rakuten最強プラン」についても詳しく説明していきます。
楽天モバイルの新プラン比較
楽天モバイルは2022年7月1日から「Rakuten UN-LIMIT VI」から新プラン「RakutenUN-LIMIT VII」へ自動移行され、0円プランが廃止されてしまいました。新プランと旧プランを比較してみましょう。
旧プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」
楽天モバイルの旧プランである「Rakuten UN-LIMIT VI」では、1GBまでのデータ使用が0円のお得なプランでしたが、3GBまで1,078円(税込)、20GBまで2,178円(税込)、20GB以降〜無制限で3,278円(税込)という料金プランが設定されていました。
さらに、10分かけ放題のオプションが1,100円/月で追加できましたが、メールアドレスの提供はなかったため、通話やメールをよく利用する方には不便だったかもしれません。
新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」
新プランの「Rakuten UN-LIMIT VII」では、1GBまで0円のサービスが廃止され、最低料金が底上げされました。3GBまで1,078円(税込)、20GBまで2,178円(税込)、20GB以降〜無制限で3,278円(税込)という料金プランになり、かけ放題オプションも1,100円/月で最初の15分かけ放題に変更されました。また、楽天メールアドレスの提供があります。
表をご覧の通り、楽天モバイルの3GBまで1,078円(税込)という料金は他社の格安SIMと比べても飛び抜けて高額というワケではありません。無料のRakuten Linkを利用することで通話料金を抑えることができるため、他の格安SIMの月額料金よりも安くできる可能性があります。
楽天モバイルのエリア拡大
楽天モバイルの電波が届くエリアは年々拡大され2023年12月現在、4G人口カバー率98%達成したと公言されており、電波が繋がる範囲がぞくぞくと増えてきています。
電波状況の課題
ただし、中心部から離れると繋がらなくなることがまだまだ多いようです。楽天モバイルの電波状況は3大キャリアに比べると劣ってしまうところがあるようなので、楽天モバイルに変えたいと思っている人は事前に楽天モバイルの通信・エリアページから行動エリアの電波状況を確認しましょう。
データ通信が円滑に利用できるかどうかが料金プランと同じくらい重要であるため、利用予定地域の電波状況を確認しながら選択することがポイントです。
楽天モバイルのお得なオプション
楽天モバイルにはおトクなオプションがたくさんありますので、以下のものが特におすすめです。
楽メール
楽メールとは楽天モバイルの公式メールサービスで、楽天モバイルのドメイン「@rakumail.jp」で利用できます。楽天UN-LIMIT VIIプランではこの楽メールが無料で利用できるため、メールの送受信に困ることがなくなります。
しかし、楽メールを利用するには楽天モバイルの契約とRakuten Linkアプリが必要であり、楽天IDには1つのメールアドレスを設定できます。このため、楽天モバイルに乗り換える際にはアプリのインストールをお忘れなく行いましょう。
かけ放題オプション
楽天モバイルの料金について、かけ放題のオプションは月1,100円(税込)で15分かけ放題に加え、SMS送信し放題です。無料のRakuten Linkはネット回線利用のため、通話品質が不安定になる場合があるので注意が必要です。一方、かけ放題オプションは電話回線を利用しているため高品質な音声通話ができます。
また、他社との通話料金も抑えられるため、多くの通話が予想される方にはかけ放題オプションの利用がおすすめです。
テザリング
楽天モバイルのテザリングは無制限のデータ容量を活かして、スマホをWi-Fiルーター代わりに使えます。これにより、パソコンや他のデバイスでインターネットを利用する際にも便利に活用できます。
テザリング機能は特に外出先でのパソコン作業や、家族や友人とデータ通信を共有する際に役立ちます。
2023年6月から始まる「Rakuten最強プラン」
2023年6月1日より、楽天モバイルは新プラン「Rakuten最強プラン」の提供を開始します。このプランでは、月額最大2,980円(税込3,278円)はそのままで、データ高速無制限エリアが拡大され、日本全国の通信エリアで高速データ通信が無制限で利用できます。
プラン内容の変更
現在Rakuten UN-LIMIT VIIを契約しているお客様は、6月1日以降自動的に「Rakuten最強プラン」に移行されますので、内容をご確認ください。また、パートナー回線エリア(国内)における高速データ容量制限が撤廃されます。ただし、速度制限や速度低下の可能性があることにご注意ください。なお、本変更に伴い、パートナー回線(国内)のデータチャージやデータ残容量通知、データ高速モードの提供は終了します。
これにより、より快適なデータ通信が可能となり、日本全国で楽天モバイルのサービスを利用しやすくなると期待されます。
まとめ
楽天モバイルは、0円プランが廃止され最低料金が底上げされたものの、新プランの3GBまで1,078円(税込)以降のプラン料金は旧プランから変更はありません。また、他社の格安SIMと比べても割高とは言えず、通話料金も抑えられるというメリットがあります。ただし、電波状況が厳しいエリアがあるため、利用前に確認が必要です。
2023年6月から始まる「Rakuten最強プラン」では、データ高速無制限エリアが拡大され、パートナー回線エリア(国内)における高速データ容量制限が撤廃されることが発表されています。これにより、楽天モバイルは今後さらに利用しやすいサービスへと進化していくことが期待されます。
よくある質問
1. 楽天モバイルの新プランの料金は他社と比べて割高ですか?
楽天モバイルの新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」は、他社の格安SIMと比べても割高ではありません。特に3GBまでの料金は1,078円(税込)とお得です。また、無料のRakuten Linkを利用することで通話料金を抑えることもできます。
2. 楽天モバイルの電波状況はどうですか?
楽天モバイルの電波状況は、中心部から離れると繋がらない場所がまだまだあります。3大キャリアに比べると劣ってしまうところもあるため、楽天モバイルに変えたい場合は事前にエリアページで電波状況を確認しましょう。利用予定地域の電波状況を把握して選択することが重要です。
3. 楽天モバイルのお得なオプションはありますか?
楽天モバイルにはいくつかおトクなオプションがあります。特におすすめなのは「楽メール」や「かけ放題オプション」、「テザリング」です。楽メールは楽天モバイルの公式メールサービスで、無料で利用できます。かけ放題オプションでは、月1,100円(税込)で15分かけ放題に加え、SMS送信も無制限です。テザリング機能はスマホをWi-Fiルーターとして利用することができます。
4. 2023年6月から始まる「Rakuten最強プラン」にはどのような変更がありますか?
2023年6月1日から始まる「Rakuten最強プラン」では、データ高速無制限エリアが拡大され、日本全国の通信エリアで高速データ通信が無制限で利用できるようになります。また、パートナー回線エリア(国内)における高速データ容量制限が撤廃されます。ただし、速度制限や速度低下の可能性があるため注意が必要です。さらに、パートナー回線(国内)のデータチャージやデータ残容量通知、データ高速モードの提供は終了します。